坐骨神経痛

坐骨神経痛のお客様は、どのように診断して施術するのがいいのでしょうか?

坐骨神経痛を訴えるお客様は、医療機関で処方された薬で改善が見えず不安を抱えている方が多いです。また、何軒か整体院に行って自分に合う改善方法を探している方もおられます。

ここでは、坐骨神経痛の診断について考えていきます。

坐骨神経とは

坐骨神経とは?

 

坐骨神経は、人体でもっとも太く長い末梢神経で腰から足先まで伸びている運動神経です。臀部では直径7~10mmくらいの太さがあります。

坐骨神経痛とは

太くて長い坐骨神経が圧迫されるなどの刺激を受けたため、坐骨神経の支配部位が痛むことを坐骨神経痛と言います。

腰や腎部(尻)、 太ももの裏、ふくらはぎやふくらはぎの側面、足の先などがシクシク痛んだり、ジンジンしたりします。ひどくなるとピリッと電気が走ったような痛みを感じたり、 強い強張りを感じたりします。また、時間が経過するとしびれや違和感を覚えることがあります。これが坐骨神経痛です。

坐骨神経が太く長い神経のため、坐骨神経で苦痛にを訴える場所は広範囲になります。

例えば、
・車の運転をするとお尻の裏から脚裏が痛い
・歩く時に太ももの後ろが痛くてこわばる
・少し歩くとひざ下からスネが痛み、足が挙げずらい
・かかとが痛くてしっかりつけない
・足の指がしびれる

など、坐骨神経支配の筋肉の範囲が広いため、訴える症状がバラバラになるのです。
このように、太くて長い坐骨神経の走行経路のどこかが、圧迫などの刺激を受けて起こる痛みを坐骨神経痛と言います。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛の原因は一般的には、以下のように考えられています。

一般的な分類法

一般的に分類されている坐骨神経痛の原因は大きく3つです。

  1. 腰椎椎間板ヘルニア
  2. 腰部脊椎管狭窄症
  3. 変形性腰椎症

この3つのどれも、坐骨神経の脊髄からの出口を圧迫する要因です。

その前に正常な腰椎と脊髄の関係をイラストで見てください。

腰椎椎間板ヘルニア

脊髄は、腰椎の高さでは馬尾神経と呼ばれ脊柱管の中をゆったりと通っています。

一般的にはこの脊髄が何らかの原因で圧迫されるのが坐骨神経痛の原因とされています。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、弾力のある椎間板が後方や斜め後方に飛び出してきて、脊髄や脊髄神経(あとで坐骨神経を形成する神経)の出口を圧迫することで痛みがでてきます。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板は水風船のように弾力があるものです。椎間板が前や横に出た場合は脊髄や神経を圧迫しません。

しかし、イラストのように椎間板が後方にでると脊髄(馬尾神経)を圧迫します。椎間板が斜め後方にでると脊髄から出た神経を圧迫します。どちらも坐骨神経の原因になります。

 腰部脊椎管狭窄症

腰部脊椎管狭窄症は高齢者に多い病名です。腰部脊椎管狭窄症では、腰部の脊髄を包む脊柱管そのものが狭くなり、坐骨神経になる神経繊維を圧迫することで痛みが出てきます。

腰部脊椎管狭窄症

脊柱管が狭くなる原因は、

  • 椎骨がずれる
  • 椎間板が後方に突出する
  • 黄色靭帯が肥厚する

などが考えられます。さまざまな原因で加齢とともに脊柱管が狭くなるなっている場合に脊柱管狭窄症が原因の坐骨神経痛と診断されるようです。

変形性腰椎症

変形性腰椎症では、脊髄から椎間孔を通るときに坐骨神経が圧迫されます。

変形性腰椎症

上のイラストをご覧ください。

椎間関節とは、関節を構成する上位椎骨の下関節突起と下位椎骨の上関節突起で形成されます。すると、椎体・椎間板・椎間関節のところに楕円形の穴ができます。これが椎間孔と呼ばれる部分です。

変形性腰椎症では、この椎間孔が加齢や事故・怪我等により狭くなり、椎間孔を通る神経が圧迫されます。変形性腰椎症が原因で、椎間孔で圧迫された神経が支配する筋肉が痛む坐骨神経痛となります。

まとめ

このように、一般的には腰部で脊髄を圧迫したり神経がでる椎間孔の部分で圧迫をおこすことが、坐骨神経痛の原因と考えられています。
脊髄神経の出口での圧迫がどのように起こるかで病名がつき、それが坐骨神経痛の原因とされます。
そのため、坐骨神経痛の原因は、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊椎管狭窄症、変形性腰椎症などが主な原因と言われています。

疾患名がある場合は、医療機関で検査を受けています。できれば、その資料を見せていただき、原因を特定しましょう。

無料で、3週間学びお客様の症状の原因特定ができる動画を手に入れる