健康管理に関しての考え方は、極論を言えば人は2つのタイプに分かれます。

  1. 自分で、健康管理したいタイプ
  2. 自分で、健康管理などしたくないタイプ

術者がお客様にセルフケアをお伝えする場合は、先に必ずどちらのタイプかを確認する必要があります。

そして1タイプの場合のみ、セルフケアを伝えてください。

今回は、その1タイプの方向けに、3つのセルフケア&呼吸法を紹介します。

タイプ分けはこの質問で見分けられる

健康管理したいタイプかしたくないタイプかわかる質問をご紹介します。

「色々なタイプの方がいおられるので質問しますが、〇〇さんは今の苦痛から解放されたら自分で健康管理したいと思いますか?

滅茶苦茶ストレートですが、このように質問してみましょう。

すると、1タイプの人は以下のように言います。

「はい、自分で管理できたら嬉しいです。そして、自分ではどうしようもなくなったら、またこの院にお世話になりたいです」

2タイプの人は以下のように言います。

「え〜〜?! いいえ、とんでもないです。自分で何かするくらいなら、この院に来て施術してもらった方がいいです」

嘘のようですがこのようにはっきり分かれますので、お客様に直接聞いてみてください。

この質問は、初回問診時あるいは数回目の施術中に、さりげなく質問しておくことをお勧めします。

すると術者が、そろそろ院を卒業してメンテナンスに切り替えられそうだというタイミングで、お客様にセルフケアを提案できます。

ちなみに、1タイプのお客様は、80%くらい回復したあたりで、「元の状態に戻ることはないのですか?戻らないためにできることがあったら、教えてください。」と質問してきます。

なぜ、セルフケアは3つだけでいいのか?

私が紹介するセルフケアは3つだけです。

数回の来院・施術で良くなったお客様のうち、80~90%くらいの方が術者に質問します。

その質問とは、以下に述べるたった一つの質問です。

「このいい状態はどうしたら維持できますか?」

この質問をするお客様は、不安でいっぱいなのです。

よくなった喜びよりも、もしリバウンドしてまた痛みが出たらどうしようという不安です。

お客様が、このような不安を持つのは当然です。

お客様は忙しい時間をやりくりして、時間とお金をかけて通院したのです。

そのため、苦痛に顔を歪めていた頃には意地でも戻りたくありません。

私自身もひどい腰痛に苦しんだことがありますので、お客様のこの気持ちはよくわかります。そこで、私は今まで様々なセルフケアを発案してはお客様に紹介してきました。

私が30年以上整体業に携わり、色々発案したセルフケアのうち、ようやく「これさえやれば大丈夫」と言えるもの厳選されてきました。

パーフェクト整体でしっかり施術ができていれば、万人共通です。

日常生活からくる体の歪みやコリは、この3つのセルフケアをすれば全て解消します。

なぜセルフケアは大切なのか?

私たち治療家や整体師は、日々現場で施術を行っています。

お客様が、何かをした結果として現れた苦痛を、術者が根本原因を見つけながら施術していきます。

そして、体調がすっかり良くなったお客様は、苦痛の温床かもしれない環境へ戻っていきます。

私たちは結果を見て施術していますが、お客様は苦痛の原因が隠れているかもしれない環境へ戻っていくのです。

このことは、術者よりもお客様が自覚していることが多いです。

例えば、5回施術して肩こりがすっかりなくなったとしましょう。

しかし、そのお客様が毎日パソコンと向き合い8時間座ったまま全く運動しない生活をしていれば、また肩が凝ってくると推測できます。

肩こりの原因がパソコン業務なら、肩こりが再発しない方がおかしいくらいです。

施術後、苦痛の温床に戻っていくお客様のために必要なのがセルフケアです。

1日の疲れをすっかり解消できる、簡単で効率がいいセルフケアがあれば鬼に金棒です。

お客様がセルフケアを行い、翌日に疲労を持ち越さない体になれば、再発は完璧に予防できます。セルフケアは

  1. お客様の不安を解消する
  2. お客様の1日の生活で溜まった疲労や歪みを解消する

この2つの理由により、健康を取り戻したお客様にセルフケアをしていただくことが大切です。

お客様の健康に対するマインドセットを変える

健康のありがたみは、若いうちは気づかないかもしれません。

しかし、一度大病をしたり、体力が落ちてくる50歳を過ぎると、どなたも健康は自分で維持するものと思うようになります。さらに、健康は自己責任だと気づく方もおられます。

例えば

「痛くなったらお医者さんに行って薬を飲めばいいんでしょ!」

「痛み止め飲んだらすぐ治るもの…」

と、思っていたお客様がおられたとしましょう。

そのお客様は、股関節が痛くて医療機関を受診し痛み止めを飲んでいました。

処方された痛み止めを飲むと痛みはピタリと止まります。

何回もそのようなことが繰り返され、そのお客様は、【痛みが取れる = 治った】と勘違いしてしまいます。

しかし、痛みが消えたのと治ったのはイコールではありません。

痛みは消えても治っていない股関節を、普通に使い続けた結果、50代のある日動けない激痛を股関節が襲います。

また医療機関に行って薬を処方してもらいましたが、痛みが取れません。

リハビリしても、注射しても痛みが取れないと次は手術を勧められます。

その時になって初めて、時間をかけて股関節を痛めたのだと気づくわけです。

このように、文章として読めば、痛み止めで無痛になることが治ったことではないとわかります。

しかし、例に挙げたように勘違いしているお客様はたくさんおられるのです。

治っていないのに、痛みが消えたら治ったと思う思考回路が形成されています。

そこで、その思考のまま「何でもいいから痛みを取ってください」と整体院を訪れることになります。

そのような時、術者の仕事は痛みを取ることではありません。

「痛みが取れた=治った」ではないことをしっかり意識づけする必要があるのです。

しっかり施術して、どのような動きでも痛まない時が良くなった時です。

そこで、お客様に以下の5つのことを理解してもらい、マインドセットを変えましょう。

  1. 苦痛があるからだをいい状態に戻すには、時間とお金と労力がかかること
  2. 薬は痛みを止めるだけ。「痛みがない=治った」ではないこと
  3. 日常生活のどのような動作でも痛みが出ないのが治ったということ
  4. 自分の体の健康管理は自己責任に委ねられていること
  5. その健康管理として、セルフケアがあること

お客様のマインドセットが変わると、お客様は術者に教えられたセルフケアを、自己責任で実践できるようになります。

そして、長年のマインドを変えるには時間と繰り返しが必要です。

お客様が自分で健康管理できるようになるまで、術者は健康管理の必要性を繰り返し伝えください。

オススメのセルフケア3つと呼吸法

3つのセルフケア

健康体になった方が、日々の健康管理で行うセルフケアはこの3つです。

モゾモゾ体操

これは、脳脊髄液の生成・循環を足の動きを使って正常にする方法です。

臨床の術前に行えば施術が簡単になりますし、術後に行えばお客様は脳脊髄液の生成循環がとてもいい状態で変えることができます。

詳しくは「モゾモゾ体操で肩こり・腰痛・不定愁訴を撃退する」をご覧ください。

参考:3つの体液を流して健康になる! モゾモゾ体操DVD

肩こりが一瞬で消える「肩こり撃退ストレッチ」

現代は、肩がこらない人を探す方が難しいかもしれません。

しかし、この方法を使えばストレッチ直後から肩・首がスッキリさわやかになります。

重症な肩こりで、このポーズができないうちは要治療の状態です。

しっかり施術してお客様の肩甲骨周囲の組織が緩んでから紹介してください。

詳しくは「肩こり解消はこのストレッチだけでOK!です」をご覧ください。

参考:拙著 『1日90秒でよみがえる!ガチガチの体がスーッと楽になる 深層筋ストレッチ』

腰痛改善はもちろん、反り腰も改善する「腰痛撃退ストレッチ」

腰痛が長引くと、腰方形筋や腸骨筋といった深層の筋肉(インナーマッスル)が硬くなってきます。

それらの腰の深層筋をいっぺんに緩める方法があります。

これを行えば、術者が治療した腰はいい状態にキープされます。仙腸関節が緩んでギックリ腰予防にもなります。

また、通常治りにくい反り腰も、少しづつ改善していきます

詳しくは「腰の深層菌をまとめてストレッチして腰痛撃退!しよう」をごらんください。

参考:拙著 『1日90秒でよみがえる!ガチガチの体がスーッと楽になる 深層筋ストレッチ』

呼吸法

呼吸法と言われると、腹式呼吸とか胸式呼吸という単語を思い浮かべる方が多いと思います。

ヨガでは、鼻から吸って、口から吐いて~~などとアナウンスされて練習します。

瞑想でも、自分の呼吸に集中してと言われて深い瞑想に誘導されます。

そもそも、私たちは呼吸が止まったら死んでしまいます。にも関わらず、なんと呼吸に関して無頓着なのでしょうか?

私も無頓着の一人でした。ところがあるとき、なんとなく見つけたある本を無性に買いたくなりました。

それがこの本です「人生が変わる最高の呼吸法」

この呼吸法をすると、鼻の通りが良くなり、深い睡眠が得られます。

また、イライラが少なくなりどか食いが止まるので、痩せやすい体になります。

参考:パトリック・マキューン著『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』

まとめ

施術者の仕事は、よくなったら終わりではありません。

縁あったお客様が、この先もずっと健康でいるために何が提案できるかの方がもっと大切です。

そこで、健康管理を自分で行いたい意思があるお客様には、症状に合わせ3つのセルフケアや呼吸法を上手に組み合わせて伝えてください。

それが信頼や安心につながり、お客様がまた悪くなった時は、他ではなくあなたの院に来院してくれます。

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