パーフェクト整体の立場から見ると、腰痛は運動量が多くて腰痛になる場合と、座位仕事が長くて腰痛になる場合に2極化しているように感じます。

これは住んでいる環境により、職業により違いがあるので一律には言えないでしょう。

動きすぎの腰痛は、過労が原因のため寝ている間に疲れが取れるセルフケアが必要です。

長時間の座り仕事で腰痛になる場合は、少し腰を動かしてあげることがセルフケアになります。

そこで今回は、治療する前に試してみることができるセルフケアの方法を紹介します。

動きすぎ、座りすぎの両タイプに効く腰痛解消目的のセルフケアです。

治療しなくても腰痛解消セルフケアとはどういうこと?

なぜ、腰痛になる人が多いのかという疑問について、2足歩行だからという理由をあげる方が多いです。

その理論は本当でしょうか?

私自身も、16歳で腰を痛めてから30年以上腰痛に苦しんできました。

では、今はどうかというと全く痛みはありません。

腰痛の原因が2足歩行に起因するなら、30年経っても私の腰痛は消えないはずです。

しかし、今は全く痛みがないということは2足歩行が原因ではないかもしれません。

なぜそのような考えに至ったかというと、これから説明することに気づいたからです。

長年整体の仕事をしてきて確実に言えることは、ギックリ腰の方は間違いなく仙腸関節が硬いです。

そのため、腰痛のお客様は仙腸関節をゆるめる必要があるわけです。

仙腸関節をどのようにしたら緩められるか試行錯誤すること40年。

私はトーマス・W. マイヤース著『アナトミートレイン』に書かれた腰方形筋と腸骨筋は一枚膜で繋がっているという文章を読んでピンときました。

腰方形筋と腸骨筋という一枚膜の途中に腸骨がくっついているなら、その腰方形筋と腸骨筋がどちらも緩む位置が、腸骨のあるべき位置ではないかと思ったのです。

さらに、左右の腸骨の真ん中に仙骨があれば、仙腸関節は楽なはずです。

そしてついに、その大腿方形筋と腸骨筋がどちらも緩む腸骨の位置が見つかったのです。

順に説明します。

下のイラストをご覧ください。

仙腸関節の前側(腹側)では、腰方形筋と腸骨筋の内側(正中側)には大腰筋が走っています。

筋肉の起始・停止、及び筋膜が骨に付着する部位の緊張がないことを確認

そのため、腰方形筋と腸骨筋が緩む位置は、大腰筋も緩む位置であると言えます。

この腰方形筋と腸骨筋の両方が緩む位置に腸骨を操作し、仙腸関節をリラックスさせることができれば、お客様は慢性腰痛から解放されます。

逆に言えば、慢性腰痛で苦しむお客様は、腰方形筋と腸骨筋の両方が緩む位置に腸骨が置かれていないため、仙腸関節の負荷が増えているということです。

治療以前に腰痛解消セルフケアを試して欲しい人は誰?

腰痛解消のセルフケアは、仙腸関節が硬い人すべてに効果的です。

仙腸関節が硬い人とは以下のような人です。

  • ギックリ腰の経験者
  • 座り仕事が多い人
  • 思い荷物を持って動く仕事を射ている人
  • 立ち仕事が長時間続く人
  • 腰を曲げたまま肉体労働する人
  • 腰が曲がっている人
  • 反り腰の人
  • 良い姿勢を維持できない人

おそらく、腰痛で院を訪れる人のほとんどが該当すると思います。

また治療することでお客様の腰痛が改善しても、日頃の労働負荷が大きい場合はやはり腰に無理がかかります。

長時間、椅子に腰かかけたまま同じ姿勢でデスクワークしても腰に無理がきます。

そのようなお客様のセルフケアとして、ここで紹介する方法をを行ってもらいましょう。

すると、睡眠時に疲れが取れて疲労が蓄積しないため、改善した腰がキープできます。

腰痛解消セルフケアの方法

腰痛解消セルフケアの方法はとても簡単です。

セルフケアをするときのポイントは膝を曲げる角度です。

腰方形筋と腸骨筋の両方が同時に緩む位置は、仰向けに寝て両脚を伸ばした位置からカエルさんのように膝を開いていき、両足の裏がつく位置です。

そして、この両足の裏がつく位置が、仙腸関節がリラックスできる腸骨の正しい位置となるわけです。

下の写真のような形です。

では、具体的に腰痛解消セルフケアの方法を紹介します。

1、仰臥位に寝て両脚を伸ばす

2、カエルさんの形になるように両膝をゆっくり外側に広げて、両足裏がついたら止める

3、その位置で、かかとに力を入れてお尻を5cm浮かし、ストンと脱力する

4、そのまま、鼻呼吸で90秒以上リラックスする

5、戻すときは一旦両膝を閉じてから伸ばす(股関節を正しい位置に戻すため)

以上、腰痛解消セルフケアを紹介しました。

とても簡単ですね。

お客様に案内する前に、施術者はどのような感じがするのか先に試しておくといいでしょう。

紹介したこの方法は腰方形筋と腸骨筋、大腰筋を緩めるセルフケア法です。

なかなかこれらのインナーマッスルを緩めるセルフケアは見当たらないと思います。

ぜひ腰痛予防や、治療後のセルフケアとして活用してください。

腰痛解消セルフケアで効果が出にくい時は・・・

腰痛解消セルフケアの3で、お尻を浮かしストンと落とす理由は、仙腸関節の腸骨と仙骨を整えるためです。

お客様が、正確にこのストレッチを行ってもなかなか効果が出ないときは、仙腸関節が拘縮していると判断できます。

そのときは、今まで以上にしっかりお客様の仙腸関節をゆるめるように施術する必要があります。

まとめ

このように、簡単なセルフケアで、腰痛の原因となる仙腸関節は緩みます。

1日の仕事で疲れた腰も、術者が仙腸関節をゆるめてあればこのセルフケアで十分ほぐれます。

もし、それでも仙腸関節が硬いときは、モゾモゾ体操とセットにするとより効果的です。

もっと詳しくが腰痛撃退ストレッチの方法を知りたいときは、拙著『1日90秒でよみがえる! ガチガチの体がスーッと楽になる 深層筋ストレッチ』をご覧ください。

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