問診の際に、施術に必要なお客様の情報を全部聞き取ることができるのはまれです。

施術者が、お客様に現在の症状に至る過程を根掘り葉掘り聞いたとしましょう。

しかし、お客様は現在の苦痛に気持ちが向いています。

そのため、過去の病歴について突然聞かれても、すぐには思い出せない場合があります。

そこで今回は、施術中の声がけについて解説します。

お客様が話しやすい工夫をする

施術中に、お客様が問診で質問したことについて何か思い出したとします。

施術者が施術前に一言声がけをしておけばお客様は話しやすいです。

例えば

「問診で言い忘れたことがあったら、いつでも教えてください」
「施術中に過去のケガや事故のことを思い出したらすぐ教えてください」

 

などと、お客様の話はいつでも聞く姿勢があることを伝えておきましょう。

そうすることでも客様の情報をもれなく聞き出すことができます。その結果、施術に必要な情報を取りこぼすことがなくなります。

女性のお客様は時系列に出来事を伝えることが多い

女性の脳は、出来事を時系列で話すことで頭の中を整理し結論を導き出すと言われています。

そのため、病歴について質問すると長々と話す女性が多くいます。

また、そのような女性は長々と話さないと、不完全燃焼感が残ってしまいます。

男性施術家にとって、女性のお客様の初診時対応は時間がかかり大変に感じるかもしれません。

しかし、女性は出来事を時系列で全部話したい生き物なのだということを思い出してください。

時系列で話しながら結論を導き出すのは女性の特徴であって、明らかに男性とは違う特質です。

女性のこの特質を理解していると、目の前の女性客が長々と話すことを不思議に思わなくなります。

お客様が女性の場合は、初回施術中にもお客様自身にたくさん話してもらうよう声をかけてください。

たくさん話せば話すほど、女性のお客様は話した満足感と聞いてもらえた充実感・安心感を得ることができます。

その充実感や安心感が、施術者への信頼へとつながっていきます。



このように、女性は出来事を時系列で話さないと不完全燃焼感が残る人が多いと心得ましょう。

施術者は、初回はじっくり聞き役にまわってください。

男性のお客様は理詰めで考える

逆に男性のお客様は、しっかり理詰めで考えて結論を出す傾向があります。

男性脳は自分の頭の中で思考をパズルのごとくに巡らせて結論を出すことができます。

そのため、施術者は男性のお客様が「なるほど、だからここに来れば良くなるのか」と納得できる説明や実績を明確に提供してください。

例えば、

「お話を伺ってあなたの腰痛は〇〇が原因だと思います。

そこで今日は、本当にそこが原因か検査をします。

検査の結果、〇〇が原因ならAとBを重点的に施術します。

そして、どのくらい変化が出ているかお客様にチェックしていただきます。

チェックを元に、さらに次回の施術の組み立てを考えたいと思います。

よろしいですか?」

 
と言う具合です。

このように、男性のお客様はしっかり理詰めで説明し、その説明と検査や施術結果が一致することが大切です。

では、今日の動画をご覧ください。
動画はこちら↓↓↓↓↓

まとめ

お客様対応は女性と男性で違いがあります。

女性は話しながら結論を導くような思考回路を持っています。男性は一人でシミュレーションして結論を出してから話します。

その違いを知って、施術者は施術に必要な情報を得るために、施術中にお客様が話しやすい声がけを工夫しましょう。

そうすれば、問診では聞き出せなかった過去の病歴などがわかる場合があります。

施術途中で思い出した情報を教えてもらうことで、より的確な施術ができる可能性が広がります。