膜リリースの方法が加わってリニューアルしたパーフェクト整体スクール第1期の2ヶ月目講座が終了しました。
参加者が多かったため、講座は水・木コースと日・月コースの2コースでスタートしています。
どちらのコースも、新人先生と再受講の先生が半々くらいの割合で、お互いが切磋琢磨して学べる環境です。
ここでは、2ヶ月目講座で受講生が学んでいる内容をご紹介します。
もくじ
パーフェクト整体2ヶ月目講座は「肩こり対策」です
2ヶ月目のパーフェクト整体スクールは、肩周りの施術方法をメインにお伝えしました。
1日目は肩周りの膜リリースの方法、2日目はパーフェクト整体の方法。
実は、1期の前にプレ開催として0期を半年間開催しました。
0期は、膜リリースとパーフェクト整体による骨格調整法の両方を学ぶため、密度が濃すぎて受講の先生方にとってはヘビーな内容でした。
しかし、私は受講される先生を信用して来院するお客様の気持ちを考えれば、お教えする内容のレベルや質を下げてはいけないと思いました。
そこで1期からは、動画を活用することにしました。
0期生の講座開催時に収録した動画をオンラーンコースとしてアップしています。
1期のパーフェクト整体受講生は、本講座を受講する前に必ずオンラインコースで予習していただくことにしたのです。
そうすればスクールの本講座では理論はわかっている状態なので、手技のマスターに力を入れられるからです。
1日目:肩こり施術に必要な膜リリースの方法
パーフェクト整体スクール2ヶ月目の第1日は肩周囲の膜リリースの方法を紹介しました。
肩でお客様が困っていることの代表は以下のようなことではないでしょうか?
- 慢性肩こりで首・肩が苦しい
- 五十肩の痛みは消えたけど、腕を真上まで上げられない
- 猫背を治したい
- 交通事故の後遺症で、背中や首の苦しさが取れない
- 慢性頭痛・偏頭痛を楽にしてほしい
このような時、あなたならどうされますか?
パーフェクト整体では、まず膜からアプローチします。
膜は浅層から深層に向かって、「浅筋膜・筋膜・靭帯・関節包」に大きく分類されます。
それら「浅筋膜・筋膜・靭帯・関節包」を、角層ごとに学んで臨床で使えるようになっていただきます。
肩の施術の際に特に大事なのは、五十肩で問題になる肩板です。
肩板は棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つ。
これら4筋を正確に特定し、筋肉に触れないようにしながら筋膜だけをリリースしていくわけです。
また特に問題になるのが烏口突起についている膜です。
- 烏口突起の下には小胸筋
- 烏口突起の外側には上腕二頭筋短頭と烏口腕筋
- 烏口突起の上には烏口鎖骨靱帯と烏口肩峰靱帯が付いています。
が付いています。
これらの膜が緩むと、猫背や、巻き肩が改善します。
またお客様が良い姿勢を維持しやすくなるため、施術効果が期待できるだけでなく改善した姿勢維持にも貢献できます。
2日目:肩のパーフェクト整体の方法
パーフェクト整体スクール2ヶ月目の第2日は肩周囲のパーフェクト整体で改善する方法をお伝えしました。
講座ではまず、胸郭と肩甲骨の動きの関連性をご説明したのち以下の関節を学びました。
- 肩甲胸郭関節
- 肩鎖関節
- 胸鎖関節
- 肩甲上腕関節
- 肋椎関節説
以前のパーフェクト整体でお教えしていた内容を、第1期の最新版ではよりわかりやすく簡単にしました。
もちろん、より正確かつより効果的に施術方法を改善しています。
施術目的を明確にして、簡単にできるように工夫した結果、2日目講座終了時には先生方の身長が伸びたり胸が広がったりと笑顔に花が咲きました。
このような時は、私にとって最高に嬉しい時です。
なぜなら、お客様が施術後に感じるであろう感覚を、受講した先生が先取りして体感できているからです。
お客様が感じることを施術者が先に体験していれば、施術中や施術後に施術者がお客様にかける言葉に説得力が増します。
確信を持った言葉がけが、信頼につながっていくわけです。
講座内で膜リリースやパーフェクト整体の技術チェック
新しくなったパーフェクト整体の特徴は、講座時間内に技術チェックも入れることにしました。
1ヶ月目と2ヶ月目に行った施術の方法各先生が自信がない部分をチェックしていきます。
その結果わかったことがあります。
それは、受講生が予習したり講座説明を聞いたりして、頭では理解できていることと体の動気が一致していないことでした。
特に、先生方がうまくできなかったのはティッシュプル。
ティッシュプルとは、操作前に手法の邪魔にならないように軟部組織をどかす方法です。
もう一つ、技術チェックで見えてきたのは、お客様に触れる全ての部分でティッシュプルが必要だということです。
施術者の手はもちろん、施術者の体もティッシュプルする必要があります。
例えば、施術者の肩とか脇腹とかがお客様に触れていれば、その部分もティッシュプルが必要なのです。
受講生は皆さまプロですから、手元のティッシュプルできています。
しかし、施術者の体がお客様に触れている部分がティッシュプルできていないと、施術者の手に力が入りすぎることが今回の技術チェックで発見できました。
そのため6ヶ月間のパーフェクト整体スクール期間に、何とかそのティッシュプルの方法やコツをマスターしていただくのが課題の一つとして加わりました。
必要な部分のティッシュプルが上手になれば、施術の質が格段にあがり、施術者は楽にお客様に手法をかけられるようになるからです。
ぎっくり腰がパーフェクト整体の方法で翌日には楽になった!
今回のパーフェクト整体スクールでは、参加者から面白い発表がありました。
それは、日・月コースに参加している下記写真の女性です。
彼女は知人の引っ越し手伝いで重い荷物を持ち運んだところ、人生2度目のぎっくり腰になったというのです。
動けなくなってしまった彼女は翌日の施術ができないのはまずいと、あわてました。
彼女の頭は一瞬真っ白の後、フル稼働!
出した結論は、「そうだ!パーフェクト整体スクール1ヶ月目に教わったモゾモゾ体操を試してみよう」ということだったそうです。
すぐに自分でモゾモゾ体操を何度も行い、これまた1ヶ月目に学んだ尾骨から背骨をできる範囲でセルフで行って就寝しました。
すると何と、翌日には普通に動けるようになったというのです。
聞いていた参加者全員が拍手喝采でした。
この体験談は、彼女にとってパーフェクト整体を習った甲斐があったというものです。
実は私も、50代半ばまで様々な体調不良で苦しんでいました。
ぎっくり腰は4回、寝違えは年に3~4回ペースで発症する始末。
慢性頭痛を抱え、耳鳴りもありました。
ところが今の私は、これらの症状は1つもありません。
人生で一番、今が元気で本当に健康だと感じています。
辛かった自分の体を実験台にして、あれこれと編み出したのがパーフェクト整体スクールでお教えする手技の方法です。
さらに、2016年からの2年半ハワイで整体サロンをオープンしている間に開発した膜リリースの方法も加えたところ、パーフェクト整体の施術効果は格段にアップしました。
1期のスクールでお教えする膜リリースやパーフェクト整体の方法は、どれも私の体で効果が確実に現れることを確認したものばかりです。
そのため、その方法を受講生が再現できるようになると、画期的に受講生のお客様の状態が改善するわけです。
そのいい例が上記の体験でした。
まとめ
このようにパーフェクト整体スクールでは、6ヶ月にわたって膜リリースとパーフェクト整体の方法をお伝えしています。
2ヶ月目は「肩こり対策」に関する施術法をお伝えしました。
2日間で学んだことは、肩こり改善に必要な施術方法です。
肩板を構成する棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の筋膜、烏口突起に付く筋肉や靭帯のリリース。
そして、肩周囲の関節を緩めるパーフェクト整体の方法です。
スクールの講座受講されている各先生が、臨床で今まで以上の結果を出せることを願っています。
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