お客様が2回目の来院をされました。

施術者は、初回カウンセリングで詳しく聞いたから、2回目以降は『もう何も聞かなくてもいい…』と思っているかもしれません。

しかし、初回の治療が効果的であればあるほど、お客様の体には様々な変化が起きている可能性があります。

そのため、施術者は来院2回目以降のお客様にもきちんと質問する必要があります。

他院ではなかなか聞いてくれないからこそ、あなたが2回目以降も体の状態や変化について質問することで、お客様は安心して体を預けようと思うことができます。

2回目もきちんと行動を指示する

2回目も基本的な行動の指示を的確に行いましょう。

施術者は、2回目だからもう何も説明しなくても大丈夫だろうと思っているかもしれません。ところが、お客様にとってはまだ2回目です。

そこで、2回目のお客様にも初回のお客様に接するつもりで、ていねいな行動の指示をしましょう。

例えば、以下のことに気をつけましょう。

  • 目を見てきちんとあいさつする
  • トイレのご案内
  • 着替えの有無の確認
  • 施術ベッドへのご案内

など、基本的なことの行動をひとつずつ指示・確認してください。

お客様は、初回のことは緊張して何も覚えていないことがあります。

そこで、2回目もきちんと行動を指示する必要があることを意識してください。

今日の主訴・術後の体の変化を聞く

初回に詳しい問診をしたので、2回目以降で詳しく聞くことは前回から今回までの体の変化についてです。

初回の施術により、お客様の体には確実に変化が起こっているはずです。今日の痛みは前回とは違っていることも良くあります。

そのため、初回以上に慎重に、お客様の体の変化を聞くようにしてください。

例えば、今日の主訴・術後に起こった体の変化とは以下のようなことです。

  • 今日一番苦痛を感じている部位
  • 施術後よくなった点
  • 施術後より悪く感じる点・新たに出てきた苦痛
  • 施術で変化した痛み方、痛む時間の変化
  • 睡眠の質
  • 動きやすさ

など、お客様が初回来院した時の状態が悪いほど、初回施術後の変化はいろいろあるはずです。

このように、2回目以降もその日の主訴や、前回から今回までの変化を詳しく聞くようにしてください。

お客様の体の変化を詳しく聞くことで、施術者は診断材料が増えます。
変化を施術者に伝えたことでお客様は安心して施術を委ねる事ができます。

数字で答えてもらう

お客様が体の変化をうまく表現できない場合、数字で答えてもらうようにしましょう。

すると、お客様のイメージや感覚でしかなかった体の状態が、施術者にも伝わります。

例えば、お客様がよくなったと言った時には、「前回の痛みを10だとすると今日の痛みはいくつですか?」と聞いてみます。

悪くなったという場合も同様です。数字で聞けばどのくらい痛みが増えたのかがわかります。「前回の痛みを10だとすると今日は幾つですか?」と聞いてみます。

このように、数字で答えてもらうことでお客様の苦痛の状態がどの程度変化してるかがわかります。

8割良くなるとお客様は自然治癒力で治る

私たちの体は、日々使用している機械のようなものです。そのため、完璧な状態はないのが普通です。

「疲れた、だるい、筋肉痛」などと感じるのは、日常生活や仕事によって、何かしら体には負荷がかかっているからです。

その体の負担を改善するために、私たちの体には「自然治癒力」が備わっています。

自然治癒力とは、以下のようなことです。

  • 出血しても勝手に止血する
  • 高熱が出てもしばらくすると平熱に落ち着く
  • 細菌に感染してもリンパ球が働いてやっつけてくれる
  • 手術してメスで切っても、切り口は自然にくっつく

など、自分で努力しなくても回復しようとする力が体には備わっています。

このような自然治癒力があるおかげで、私たちは怪我をしても回復できます。疲れても寝れば治るし、美味しいものを食べれば元気が出ます。

真面目な施術者は、症状改善に向け完璧を目指して努力します。技術者として素晴らしい心がけです。

しかし、施術者が診るお客様は若い方から高齢者まで年齢に幅があります。またお客様の職業により、体を酷使していたり夜働いていたりということもあります。

そのため、施術者が施術に完璧を求めすぎると苦しくなる一方のことがあります。その時は、施術者としてあまり自分を追い込まず、8割体の状態が良くなるとあとは自然治癒力がお客様を治してくれると思うようにしましょう。

私の経験的には、体の状態が8割改善すると、ゆっくり苦痛は消えていき、お客様自身の自然治癒力で治って行けると感じています。

例えば、術後に残った重苦しさは3〜5日で消えます古いしびれは、体の状態が良くなった1ヶ月後くらいに消えているのが普通です。

施術者が、施術において完璧を求める姿勢は大切です。

しかし、症状については8割良くなるとお客様が自分で治れる力があると思うことも大切です。

今回の動画はこちらからご覧いただけます ↓↓↓↓↓

まとめ

2回目以降により効果的な施術をするためには、初回施術後の体の変化を質問することです。

初回施術後の体の変化を詳しく聞くことで、術者はより正確な情報を得ることができます。一方、お客様は安心して体を委ねられます。

このように、2回目以降もコミュニケーションをしっかり取ることでお客様との信頼関係が深まり、より早い症状改善につながります。