生理前に起こる頭痛や腹痛、だるさなどはよくPMSと分類されます。

PMS 生理前の激しい頭痛

PMSで投薬がイヤな方が、カチカチの体をほぐせば症状が楽になるかもしれないと思い整体院を訪れます。

「ホルモンの働きのせいだから仕方がない」部分はもちろんあります。

しかし、30年以上整体に携わってみると、体(筋骨格系)のゆがみや動きの悪さのために、PMSの症状がきつく現れるように感じます。

今回は、PMSについて私がお伝えしているパーフェクト整体の角度から見て行きます。

30代女性の偏頭痛と生理痛

今日紹介するのは、30代女性です。

彼女の主訴 は偏頭痛と生理痛だそうです。

先日、塾卒業のT先生から、打つ手がなくなったから診て欲しいと依頼があり、この女性を拝見しました。

T先生からの事前情報

  • 頭痛は後頭部あたりで生理前、生理中に多い
  • 生理痛は薬を飲まないと耐えられないほど酷い
  • 中学生の頃からずっと悩まされている

T先生の診断によると

  • 食事は気をつけているため筋肉や内臓の問題が大部分ではないか
  • 背骨が左回旋にねじれていて、その影響か左第1肋骨が異様に硬く盛り上がっている

このねじれと肋骨の硬さが取れなくて悩んでいるとのことでした。

私がこの女性を拝見すると

  • 腰椎で左に凸の側弯
  • 仙骨にも第3仙骨を頂点とした左凸の側弯
  • 左肩甲骨が右肩甲骨より約1センチ高い

そこで、仙骨をまっすぐにすると、腰椎の側弯が消えました。

さらに、左右の肩甲骨の高さの差が少し改善。

下肢の影響をチェック

さて、骨盤の歪みが取れたので、下肢がどのようになっているかチェックしてみました。すると、

  • 恥骨筋の緊張
  • 短内転筋の緊張
  • 長内転筋の緊張
  • 後十字靭帯の緊張

があったので、それぞれ「膜リリース」をして調整しました。

すると、今度は下脛腓関節と足関節の硬さが際立ってきたためこれらの硬さをパーフェクト整体で緩めました。

肩がゆるゆる

このように下肢の異常を修正したら、肩は施術がいらないくらい楽になりました。

通常なら1回目の施術はここで終わります。

しかし、今回は出張での施術です。

縫合チェック

念の為最後に、ラムダ縫合をチェックしてみました。

すると、左のラムダ縫合は境がわからないくらい硬く癒着しています。

そこで、「頭痛が辛いのはこの奥ではありませんか」と左ラムダ縫合を指で押さえて質問したところ、「そうです。そこが苦しいんです」とおっしゃいます。

これで、この女性の生理前の頭痛は左ラムダ縫合の癒着にあることが、ほぼ確定しました。

縫合は溝があるのが正解

縫合は、正常であれば必ず触って隣り合う骨の境がわかる溝があります。

その溝がわからない、しかも癒着しているとなると病歴は相当古いです。

中学生の頃からずっと悩まされているというのも納得がいきます。

もし、彼女が自分のお客様なら、私はここからもっと色々聴き出します。

例えば

  • 左ラムダ縫合をぶつけたことがないか
  • 右前頭骨をしたたかにぶつけたことはないか
  • あるとすればそれはいつのことか
  • どの角度からどんな状況でぶつけたのか
  • 中学何年生から生理が始まったのか

少なくともこのくらいのことは聞きます。

中学生から頭痛が始まったとすると、もしぶつけているなら半年から1年前くらいに原因があります。

なぜなら、中学生だとまだ大人ほどには縫合が固まっていない年齢なので、症状が出るのがゆっくりだからです。

今回はラムダ縫合に原因があるということまではわかりました。

このラムダ縫合の硬さを取るのに、私が頭蓋骨調整をするとおそらく3〜5回は必要です。

このラムダ縫合が、弛まない限りは生理前の頭痛は引きずると思われます。

私は継続して治療できないので T 先生に後を託し、お客様には自分でできるモゾモゾ体操を紹介してきました。

まとめの考察

今日は紹介の生理前の激しい頭痛で悩む女性を紹介しました。

彼女の生理前頭痛の原因は、左ラムダ縫合の癒着と思われます。

理由は、ラムダ縫合の裏側は横静脈洞があり横静脈が走っているからです。

この横静脈は直径5ミリ以上はあります。

そして、横静脈は耳の後ろに向かい側頭骨裏のS状静脈洞を走り、耳たぶ後ろの頚静脈孔で内頚静脈につづきます。

生理前は、プロゲステロンの影響で体が水分を貯める方向に働くため、体がむくんだ感じがする女性は多いです。

水分が多くなると当然、横静脈の量がいつもより多くなります。

正常なラムダ縫合なら、血流増加に伴い少し縫合が広がります、すると、横静脈洞も少し広くなります。

しかし、ラクダ縫合が癒着しているとこの自然な広がりが起こらないため、横静脈は狭い横静脈洞を無理に通過するしかありません。

無理に通過するため、血圧のドックンドックンという頭痛を感じるわけです。

セルフでできる予防法

このような理由のため、今日紹介の女性は生理前の排卵後に血管を怒張させない工夫をすることが頭痛予防につながります。

例えば

  • 保冷剤を枕の上に乗せて寝る
  • 水枕を使用する
  • 朝起きた時も頭痛があれば首と頭の付け根に冷たいタオルを巻く

などの対策が有効です。

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