問診の基本

問診をていねいに行うことで適応症かどうかがわかる

問診は丁寧に行うことが基本です。

あなたは、お客様が「医師の診断では原因不明だ」と聞くと少し不安になるかもしれません。

しかし、目の前のお客様が整体の適応症であるかを見極めるためには、お客様の状態を詳しく聞く必要があります。

医師とは違う視点から眺めると、原因特定できる可能性があるかもしれないのです。

そのため、お客様の訴えにしっかり耳を傾け、逐一確認していくことが大切です。

ここから、あなたの院に足を引きずるお客様がいらしたときを例にとって、原因を探っていくための問診を紹介します。

詳しく再現してみますので、あなたの普段の問診がどこまでできているか参考にしてください。

問診は原因を探るために行う

来院されたお客様に、初回質問は5W1Hの6つを使って話を伺うのが基本です。

①なぜ 足を引きずるのか?(Why)
②誰が (Who)
③どこで (Where)
④いつ (When)
⑤何をして (What)
⑥どのように (How)

この6つのうち、原因を探すには5Wを聞いて探っていく必要があります。

①なぜ足を引きずるのか?(Why) ②誰が (Who) ③どこで (Where) ④いつ (When) ⑤何をして (What) の5つです。

慣れないうちは、「ただ、聞けばいい」と順を追ってマニュアル通り軽く流すように聞いてしまいます。

しかし、診断の正確さは今後の施術の行方がかかっているのです。

詳しい問診ができれば「仮説ー施術ー検証ー次回の仮説」が可能になる

詳しい問診ができれば、どのような施術を行うのがいいか仮説を立てることができます。

仮説に基づき施術して、お客様の様子を伺えば、次回の仮説を立てることができます。

「仮説ー施術ー検証ー次回の仮説」が可能になるわけです。

そのため、特に初回は慎重に「もしかしたら何かの病気が隠れているかもしれない」という視点も持ちながら聞いていきましょう。

例えば、慣れないとついしてしまうのは、このようなことです。(><;

施術者:何(What)をしたのですか?
お客様:はい、自転車で転んだのです。
施術者:そうなのですね。自転車で転んでから足を引きずるようになったのですね。
お客様:はい

ここで質問⑤のWhatの質問を終えてしまうと、ほとんど何も情報は得ることができません。

そこで、次のように質問を継続する必要があります。

施術者:どの角度で転んだのですか?
お客様:はい、右側に倒れました。
施術者:その時、どの辺をどのような角度で打ったのですか?
お客様:はい、・・・・
施術者:その後、レントゲンをとって検査はしてもらいましたか?
お客様:はい、すぐに・・・・
施術者:レントゲンの結果について、医師から何と言われましたか?
お客様:はい、・・・
施術者:それで、どのような治療をしたのですか?
お客様:はい、・・・

と、詳しく聞いてください。


すると、過去の状況がだんだん見えてきます。

お客様の体の部位に、どのような角度で、どの方向から、どのような無理がかかったのかがわかります。

医師の診断と、もしあればレントゲンやMRIの結果、そして、その後に受けた治療法などを聞きましょう。

その中にも、お客様の状況を把握するヒントがたくさんあります。

まとめ

特に初回問診時は、お客様の状態を知るのに大切な時間です。

お客様の訴えをなんとなく流して聞くことを避けましょう。

問診だけで仮説が立てられるくらいしっかり聞くことが大切です。

特に、開業して3~5年くらいだと、施術に自信が持てないことがあります。

そのような時は、つい自信がないことを気取られまいと表面的にさらっと聞いてしまいます。

そして、目を合わせないようにしがちです。しかし、そのような時こそ、腰を落ち着けて隠れた原因がないか探りましょう。

5W1Hの6つの質問を駆使してください。

その時はわからなくても、経験を積むうちに必ずわかるようになります。

また、経験を積めば、治療技術もさることながら、診断力がどれほど大切かがわかってきます。

そのためには、一人一人の問診にこそ価値があると思うことです。

そして、診断力がついてくると、あなたの技術を診断で得た原因にフォーカスして使うことができます。

その結果、当然早い治癒に導くことができます。そのような先生がお客様の信頼を得られる先生です。