「お客様がなかなか話してくれないので、会話が成り立たない」と、お悩み相談をいただくことがあります。
お試しのお客様は、余計な個人情報は伝えたくないものです。
そこで今回は、来院したお客様が本気なのか、まずお試しできてみたのか見分ける方法をお伝えします。
よくなりたい時のお客様の心理と行動
体調不良で医師の診断を仰ぎたい時、患者さんはそれまでの経緯や原因と思われることを積極的に医師に伝えます。
たとえば、自分がお腹が痛くて医療機関に行った時のことを考えてみてください。
医師からいろいろ聞かれたら黙ってはいないはずです。治療や診断に役立つような情報を自分から提供するはずです。
整体院でも同じです。
整体でなんとかよくなりたいお客様は、術者に積極的に苦痛の程度や経緯を伝えようとするものです。
初回とは行っても、ホームページは必ずチェックしています。
その上で、「この院にしよう」と決めるということは、ある程度は術者を信頼していて体を任せようと思っているということです。
そのため、本当によくなりたくて来院されたお客様は必ず多くの情報を提供しようとします。
本気で治そうと思っているお客様は、最初から自分の個人情報を開示し、なるべく沢山のことを伝え、何とか良くなりたいと思うものです。
そのため、
「実は・・・」
「数年前に・・・」
「出産した後、急に・・・」
など、施術に必要かもしれない情報はなるべく話をしようとします。
そうすることで、的確な施術を受けて早く良くなりたいと思うからです。
このように、本気のお客様はたくさんの情報を術者に話そうとするのでわかるものです。
お試しだけのお客様の心理と行動
お試しで整体を受けるときは、信用していないからお試しなのです。
安いとか、近所だからとか、たまたま通りかかったからとか理由はいろいろです。
しかし、お試しの時はお客様は術者を信用している状況ではありません。
とりあえず1回受けてみて、それから自分で判断しようと思っていますので、
- 自分の悪さを当てられるか
- 料金以上の価値がある施術だろうか
- 術者が上手なら今後の通院を考えよう
など、厳しくチェックしています。
そして気に入らない場合は、何といえば差し障りなく断れるかということを考えています。
そのような場合、あなたのコミュニケーション能力が低いわけではありませんので自分を責める必要はありません。
お試しのお客様には、無理に通院をすすめたり今後の治療予定を提案したりしないようにしましょう。
動画はこちらからご覧下さい。↓↓↓
まとめ
術者が自分のコミュニケーションスキルが低いと感じていると、全ての人に気に入られようと頑張ってしまいます。
しかし、実際には本気とお試しのお客様が混在します。
自分のコミュニケーションスキルを責める必要はないのです。
術者は、自分を信用してくれる本気のお客様に最善を尽くせるようにしましょう。
お試しのお客様には、余計なことを言いすぎないようにし、お試しのお客様がサラリと院を出られるように心がけましょう。