耳鼻科に通院されていた顔面神経麻痺のお客様(初めての方)が明日来院するためアドバイスがほしいと、パーフェクト整体スクール卒業のK先生から問合せがありました。

・目が閉じれない

・口も閉じにくく飲み物がこぼれてしまう

の2つがお客様が電話で伝えた症状です。

あなたは、顔面神経麻痺のお客様にどのように対処しますか?

ここでは、顔面神経麻痺の原因や対処法を紹介いたします。

顔面神経麻痺の原因を探る

顔面神経は12対ある脳神経のうちの第7脳神経です。

顔面神経は脳から発し、側頭骨の中にある顔面神経管を通り、耳下腺を貫いて耳の下後ろの茎乳突孔から外に出ます。

そしてその後、広く顔面に分布します。

顔面神経の走行

この走行中のどの部分の障害でも顔面神経麻痺が起こります。

しかし、顔面神経麻痺の70%くらいは側頭骨内での障害と言われています。

通常、顔面神経麻痺のお客様がいきなり整体に来ることはありません。

そこで、お客様が来院されたらまず最初に、耳鼻科で顔面神経麻痺の原因が何と言われたか聞いてみましょう。

顔面神経麻痺の原因が下記の場合は、整体の不適応症です。

  1. ウイルス性の場合
  2. 中耳炎等の炎症の場合
  3. 脳卒中の影響の場合
  4. 脳腫瘍等による場合

さて、耳鼻科での顔面神経麻痺の原因を確認後、整体の適応症と判断した場合は、整体で何ができるかを考えましょう。

そのために次に必要な情報は、顔面神経麻痺の原因が

  1. 頭蓋骨のにあるのか
  2. 頭蓋骨を出た外側にあるのか

です。

下記イラストは顔面神経の走行を示しています。

顔面神経は、側頭骨内で走行途中に膝神経節という膨れた部分があります。

その膝神経節で、顔面神経はスクワットした時の膝のように直角に曲がって走行の向きを変えます。

そして、耳の下奥に位置する側頭骨茎乳突孔から頭蓋骨の外に出て顔面に広く分布します。

顔面神経麻痺の原因が頭蓋骨内なら、顔の上から下まで麻痺します。

逆に頭蓋骨を出て外側のトラブルなら顔全体ではなく、目が閉じないとか口が閉まらないなど、部分的な麻痺になる可能性が高いです。

顔面神経が麻痺すると、筋肉の収縮運動ができなくなるため顔面筋は足方に、ダラッと垂れ下がります。

顔のどの辺が垂れ下がっているかを診、さらにお客様に確認することが大切です。

顔面神経麻痺の症状

顔面神経は運動神経です。

顔面神経は知覚神経ではないため、痛みはないのですが、顔面神経の行き先の筋肉の運動不能になります。

今回の質問の場合は、医師の治療であまり改善しなかったとのことです。

つまり、重篤な病気ではないけれども、何らかの原因で顔面神経が麻痺したという可能性が高いと判断できます。

そして

・目が閉じれない

・口も閉じにくく飲み物がこぼれてしまう

というように顔半分に広がってに麻痺が生じています。

顔面神経の走行全体に麻痺があるということは、頭蓋骨の内部でトラブルが発生した可能性が高いでしょう。

これでご質問のお客様は、整体の適応症でかつ頭蓋骨の中に原因があるらしいと診断できます。

顔面神経麻痺の原因が頭蓋骨内部にある場合の処置

このような場合、私ならどうするかをご紹介しましょう。

先ほどのイラストを再度ご覧ください。

顔面神経

顔面神経は側頭骨内部で、耳孔後上あたりの膝神経節で90度にスクワットした膝のように折れ曲がって走行すると説明しました。

私の経験では、この膝神経節が圧迫されていることが多いです。

その場合の特徴は、側頭骨の動きに制限があることです。

特に側頭骨と頭頂骨との縫合部分、側頭骨と後頭骨との縫合部分に動きの制限があります。

そのため、もし私が、ピンポイントで施術するとすれば、側頭骨の動きが正常になるように施術します。

もしあなたが頭蓋骨調整をなさっているなら、動かない縫合を見つけ解放してください。

側頭骨の自動運動が回復すれば、改善が早くなります。

このように顔面神経麻痺の施術ポイントは、顔面神経の走行のどこがロックされて麻痺しているのか見極めることです。

そのロックを解錠するのがパーフェクト整体、そして麻痺した筋肉の回復を早めるのが鍼やつまみもみという位置づけです。

※このサイトは診断記事を載せるサイトなので、治療法はあなたが普段行なっている手法を応用してください。

パーフェクト整体では、スクールを卒業して一定レベルに達した先生にのみ頭蓋骨調整を伝授しております。

顔面神経麻痺の原因が頭蓋骨外部にある場合の処置法

顔面神経麻痺の原因が頭蓋骨外部にある場合は、イラストの緑ラインの皮膚をつまみもみをください。

顔面神経麻痺時の皮膚のつまみもみ

もし、顔面神経麻痺になって時間が経過していれば、お客様は少し痛がります。

鍼灸師であればツボに置鍼、もしくは通電できますが、整体師はそれができません。

そこで、鍼の代わりに、手の第1~3指の3本指で皮膚を骨から浮かすように軽くつまみ上げます。

そして、そのままつねるようにしごくと毛細血管の血流が良くなり顔が少し赤くなってきます。

両方同時に同じ場所をつまみもむと、施術者もお客様も顔の感覚が左右で違うと実感できます。

K先生の顔面神経麻痺 1 回目施術報告

さて翌日、K先生から施術後のご報告が届きました。

女性 39

顔面神経麻痺 5月末(1ヶ月前)に発症 

耳鼻科で1週間位の治療

・ステロイドの点滴

・ビタミン剤のような薬を処方

治療終了後は、ベル麻痺の疑いあり

とのことで専門医を紹介される:予約は次月

心配で脳外科で検査:異常なし

自覚症状:

・顔の右側が動かしずらい

・右目が閉じれない

・うがいすると口から水がこぼれる。

顔面神経麻痺麻痺になる1週間前にギックリ腰発症

1年前に子宮筋腫手術

(生理時に出血過多で貧血になるため)

ストレスが原因かもしれない。

そして、顔面神経の麻痺後から右首肩こりがつらくなる。

 ↓↓↓ 施術 ↓↓↓

来院後の検査では、体の右回旋がかなり悪いため、尾骨から骨盤・肩・首まで順にパーフェクト整体を駆使したところ、1回で相当顔のこわばりが取れたとお客様が感じました。

皮膚のつまみもみでは、麻痺のある右側の皮膚に厚みを感じ、お客様も右側が痛く感じると言っておられたとのこと。

施術者、お客様共に手応えを感じることができてよかったです。

顔面神経麻痺後のセルフケアとアドバイス

顔面神経麻痺の場合、原因が解消できても3〜6ヶ月、長い人では1年以上顔の筋肉がうまく動かないことがあります。

施術後のセルフケア

そこで施術後のセルフケアをアドバイスすると早い回復が見込めますしお客様も安心します。

セルフケアとして、一番いいのはお客様自身に自宅で毎日顔をつまんでもらうことです。

時間があればこまめにつまみもみしてもらいましょう。

顔面神経麻痺が改善するにつれ、つまんだ感覚は左右同じに近づいてきます。

施術後のアドバイス

お客様へのアドバイスとして有効なのは患部を冷やさないことです。

寒い季節はもちろんですが、クーラーを使う夏場も要注意です。

エアコンや扇風機の冷風が患部の頬や首に当たらないように気をつけるようにアドバイスしましょう。

もし、職場の温度調節が難しいときは右頬や首をマフラー等で保護することをオススメしてください。

これは、通勤電車やバス、車の中でも同様です。

まとめ

このように、顔面神経麻痺はその原因が何かによって整体の適応症か否かが決まります。

また、今日のお客様の場合、顔面神経麻痺の原因がストレスかもしれないと耳鼻科で言われたそうです。

確かに、子宮筋腫摘出やぎっくり腰を発症したことを見ると、体に負荷がかかりすぎストレスになっていたのかもしれません。

そこに、仕事のストレスがかかればなおさらです。

顔面神経麻痺の施術時のポイントは、顔面神経が走行のどこでロックされているか原因を見極めることです。

そのロックを解放するのがパーフェクト整体、そして麻痺した筋肉の回復を早めるのがつまみもみという位置づけです。

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